初日の出拝礼2024年(令和6年)


同じ事を継続するのが得意じゃなくって、やっている事を中断して、途中で他の事をしてしまうところが小さい時からある。
母から’あんたは、飽き性’とも言われたが、
でも途中で中断してもそれを完全にやめてしまうのではなく、また後からやり始めると言う結構厄介な性格で、それで母には理解できなかったかも。


歳をとってまた、やり始めて終わらせられるようになった事が増えている、と言ってもこの年になって、ずっと続けられている事はたくさんないけど。。。
16歳で初めて買ったTシャツ、
40年前に長崎で買った初めてのコバルトブルーの一輪さしなど、大切にしている、
アルコールを飲むのをやめてもうすぐ39年、
エリックと知り合って33年、
マクロビオティックを始めて31年、
初日の出を見に行くようになって30年、
そして、このブログを書くようになって9年。
こうして書いてみると私にしては、結構継続できているもの思ったよりあるな〜。

初日の出を見に行くことは、私にとって精神的なつながりがあって続けているようだ。
今年は曇りで初日の出が見られるかわからないとお天気予報では言ってたので、5時に起きて行くしっかりした心がまえはなかった。
でも、眠くもなく5時に起きてボディースクラブして準備した。

昨年は、関節炎で足の調子が良くなくて初日の出を見に行けなかった犬娘のルミちゃん(この1月に14歳になるゴールデンレトリバー)は私と反対で今年は行くぞって大晦日から待機しているように見えた。
そのルミちゃんを見て、自分に「行くぞ」っていう強い気持ちがなくってもなんとなく行くっていうのもありかなって穏やかな気持ちがもてた。

今この瞬間にも世界中でさまざまなことが起こっている世界に私たちは住んでる。
私たちが選択しなくても、日々報道される戦争、悲しいこと、恐ろしいこと、そして様々な犯罪。
大切なことは、そんな中で、もっとはっきりと物事を感じられない自分でもいいんだ、と受け入れ、自分にとって本当に大切なものに焦点を当て、自分の感情が曖昧なときは、それをありのままに観察して理解してあげらええるようになる。ハッキリしたものが感じられない自分がいてもいいじゃないかなと受け入れられた。

 


曇っていたけど、雨は降っていなかった。
山に着いて車を止めて懐中電灯を持って暗い道を少しずつ歩いて行くとまだ夜が明けきっていないサンタモニカの灯街がハッキリ見えた。これならきっと初日の出が見られるって確信。


ルミちゃんの関節炎は良くなって来ているけど、ゆっくりペースで歩いているので結構いつもの頂上に着くまでに時間がかかって、着いたら、もう初日の出の傾向で山の後ろは真っ赤になっていて、私たちを興奮させた。

今年は、エリックとルミちゃんの他には、ルミちゃんの娘のハッピー、そして犬息子のカイちゃん、そしてカイちゃんの息子のラニちゃんも一緒に初日の出を見に行くことにした。
それから私のガーデンのお手伝いをしてくれているエンジェル君と彼のお友達でオーガニックファームで働いているエミーさんが一緒に参加。



大きな雲がかかっていたが、ちょうど、雲の切れ目が山と初日の出が見えるところにあって鮮やかなオレンジ色が見えた。


毎年、私たちのように初日の出を見に来る人たちがいて、他の人たちも少しづつ来始めていた。
その中の一人が、「あなたは毎年ここで初日の出を見に来てますよね?」って私に話しかけて来た。
「はい。」と答えると、「やっぱり。レストランを経営してますよね?」と言われたので、「もうレストランは閉めました。」と私が言うと、「それは残念。」と言うので、即座に私は「全然、残念ではありません。レストランを閉めてもっと時間が出来たし、ストレスも減り、毎日を楽しんでます。」と言った。
すると、「そうですよね。私もビジネスしてますが閉めようかと思ってる。」と言う答えが返って来た。
そしてその後、「以前ここであなたに会って、初日の出の写真を送ってもらったんですよ。」と彼女は続けた、「その写真は私の一番大好きな写真で今でもスクリーンセーバーに使っています。送ってくれてありがとう!」

私は、大学時代、コミュニケーションとフォトジャーナリズムを勉強してた。写真撮るの好きで以前はニコンやキャノンのカメラをよく持ち歩いていた。なのでよくいろんな人に写真を送って欲しいと言われて送っていた事があった。その人の事は覚えていなかったけど、その人は私が大きなカメラを持っていた事を覚えていて、私が忘れかけていた事を大切にしてくれている人がいるんだとわかって嬉しかった。

そうしているうちに初日の出は昇って来て、
雲で初日の出予定時間の6時59分にほんの少しだけしか見えなかったけ、7時3分に素晴らしいビームを見せてくれた。

深い気持ちで*初日の出を拝礼。東西南北の神に2024年(令和6年)の豊作、無病息災と平和を祈った。

*初日の出を拝む習慣というのは、明治以降盛んになったと言われていまが、最初は、「四方拝」といって、天皇陛下が元旦の朝速く起きて身を清め、天地・四方・山稜を拝礼する東西南北の神に豊作と無病息災を祈ることから始まり、平安時代頃に公家から庶民に広まりました。それが更に初日の出を拝むという習慣に変わっていったそうです。

 

ビームは強くなった。

ビームが穏やかになった。

ロスアンジェルスのダウンタウン後景は真橙色。

 

山を下りる途中でルミちゃんが立ち止まったので、エリックは急な坂道でルミちゃんが歩きにくと思って抱っこしてあげた。ルミちゃんは「下山するのに時間がかかったけど、自分で歩けたよ。」と言いながら、「でも、エリックパパの愛に感謝してるよ。」とも言って感謝いっぱいだった。

 

 

お家の戻ってお正月のお雑煮を食べてながら、

 

なんとなく、行った初日の出だったけど、今年も素晴らしい日の出が見られて、こうして健康で初日の出を拝礼できた事、心から感謝。

新年、明けましておめでとうございます。

有り難うございます。

Love,
Sanae❤️

 

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