このオリジナルブログは2016年12月2日に英語で書いたものを今回日本語にした。
ノースフォーク(カリフォルニア州ヨセミテ国立公園から南60マイル・96km)は美しい常緑樹がたくさんある山林村だけど、ケベック出身の主人のエリックがメープルの紅葉が好きな事と私は日本の紅葉が恋しい気持ちから思いついて、2005年(平成17年)にメープルの木を3本、ノースフォークの山荘の入り口ゲートの側に植えてみた。
2013年に1本のメープル木は車を後退させた人が真っ二つに幹を折ってしまった。誰もこのメープル木が回復するとは思わなかった。でも私はなんとか助けてあげたいと思った。

写真:焦点が外れてしまいましたが玄米と麦で作った接着のりをつけたメープル木。
柔らかく炊いた玄米と麦で接着のりを作って折れた幹をくっつける事にしてみた。このアイデアは日本のおとぎ話の一つの舌切り雀の話の中の雀が糊(続飯)を食べた事を思い出して浮かんだもの。
誰も私が玄米と麦で作った接着のりがこのメープルの木の回復になるレメディーとは思わなかったが、なぜかうまく行くように感じた。
ミラクルってあるんだよね。そうこのメープルの木は元気になったんだよ。

写真:メープルの木と柔らかく炊いた玄米と麦で作った接着のりレメディー

写真:玄米と麦の接着のりレメディーはすり鉢で作った。
カリフォルニア州のセントラルと南地域は長期の水不足が続いてセントラルカリフォルニアにあるノースフォークはたくさんの常緑樹が被害にあって。私が植えた3本のメープルの木のうち2本は枯れてしまった。
生き延びたのは私が助けてあげたあのメープルの木!
ミラクル・奇跡のメープル木。
きれいな紅葉を翌年からまた見せてくれるようになって前よりも色が鮮やかになったとノースの友人から聞いたがサンクスギビンの前に紅葉して私たちが行くサンクスギビンの日には散っていたので見る事が出来なかった。
2014年の秋、ヴィパッサナー瞑想のコースに再参加し私がノースフォークを行った時に散りかけていたがやっと初めてこのメープル木の紅葉を見る事ができた。
美しいだけではなく深い心の繋がりのある色で私の心は幸せで溢れた。
エリックに見せてあげたくって写真(下記)を撮った。

写真:2014年奇跡のメープル木の紅葉と私。
今年、ノースフォークの友人がメープル木がまた美しい紅葉を見せているよと連絡してくれた。それでメープル木にお話をしてみた。「もし出来たら私たちが行くサンクスギビングまで散らないでいてくれると嬉しい、特にエリックはまだあなたの紅葉を見た事ないからと。」メープル木は「頑張ってみるね。」と言ってくれた。
サンクスギビングにノースフォークに行くとうちの玄関のゲートのところが遠くから見て真っ赤になっていてエリックと二人で大声を上げて「メープル木がお迎えしてくれてる!」と叫んだ。
初めて見るエリックの喜び。
そして初めて見てもらえるメープル木の喜びを感じた。
このメープル木さんは助けてもらえてありがとうと言って素晴らしい紅葉を見せてくれているんだとわかった。
ありがとうメープル木と名前をつけた。
諦めないで奇跡・ミラクルを信じるとミラクルが本当に起こる。
メープル木の包帯を外して「こんなに元気になってくれて、ありがとう!」と感謝を伝えた。

写真:2016年に包帯を外してあげた。

写真:2016年、とっても美しい紅葉を見せてくれた。
時間がかかりましたがやっとこのブログを日本語で書けて嬉しい。下記が2021年のメープルの木。
光の紅葉。
with my love,
Sanae 💖