2025年が終わろうとしている今。
ロサンゼルスでの山火事で幕を開け、世界中が数々の困難に見舞われた一年を振り返ってみた。
深い不安に包まれた時期もあり、その頃、「山火事後に自分の気持ちをシェアー」というタイトルのブログ記事を書き、自分が感じていることを言葉に。
不安は恐怖を生み、しばしば私たちの内なる暗い側面を露呈させる。
クリスマス後、私たちはノースフォーク図書館で開かれた小さなジャズの集まりに招待され、エルバという名の19歳の歌手兼トランペット奏者が、ニーナ・シモンの曲を演奏したのに感動。歌詞のある部分が私の心に深く残った。
「だから愚かなプライドは捨てなさい、人生は悲しみに暮れるには短すぎる。
あなたは今日ここにいても、明日にはもういないかもしれない。
どうせなら、欲しいものを手に入れた方がいい。」
私は10年以上、自分の気持ちや人生で起きたことをブログに書き続けてきた。
2025年の終わりにあたり、いまは少し立ち止まって振り返る時間を感じた。
これからも変わらず、ありのままを書き続けていこうと思っている。
いま私はここにいる。でも、明日もここにいるとは限らない。
それが事実。
だからこそ、ここにいるあいだは「感じたことを、そのまま書く」。
世界ではたくさんの出来事が起き、いまも続いている。
戦争、銃による暴力(特にアメリカで)、自然災害……胸が痛くなることばかり。
そんな中で、私は「自分にできること」に意識を向けて生きるようにしている。
困難な状況に直面すると、私は一度立ち止まり、自分をリセットすることでなんとか生きて来たようだ。
途中からまた歩き出すこともあれば、最初からやり直すこともある。
その時点で持っている力を使って、できることをする。それだけ。
ここからは、思いついた順に、今年のハイライトを書いていく。
健康で、大きな事故なく過ごせたこと
私にとって、健康は生きるためのいちばんの土台。
卵巣癌とリンパ腫、二度の癌を経験し、さらに生死をさまよう交通事故による心身の後遺症も抱えてきた。
その中で、「Sanae」をどうケアするかをたくさん学んできた。
身体の健康も大切だけれど、私の場合は、心と感情の健康がとても重要。
それに気づき、日常の行動、心の動きに気づくのに長い時間がかかった。
頭に霧がかかったような、落ち込んで動けなくなる感覚になることがある。
そういうときの私は、決して幸せではない。
まずは自分自身と対話して、何が起きているのかを感じ取る。
必要なときは、Ericにも正直に気持ちを伝える。そうすることで、思考が必要以上に暗い方向へ行くのを防げられてる。
ベストフレンド、エリックと犬家族
友人たちとも気持ちを共有しようとするけれど、感情を言葉にすることに慣れていない人も多く、なかなか難しいと感じることもある。
本当のコミュニケーションは、感情を言葉にすることだけではない。
手紙やカード、贈り物、そして健全な境界線を持つことも、大切な表現のひとつ。
また、動物たちと一緒に過ごしたり、自然の中で時間を過ごしたりすることも大切。ネコちゃんたちを抱きしめたり、犬たちと一緒にハイキングに行ったりするのが大好き!
身体を動かし、筋力を取り戻すこと
健康のために、これまでとは違う形で身体を動かすことを意識し始めた。
筋肉をつけること、そして家の外へ出ること。
2年前、近所の犬に襲われて左膝を痛めて以来、ヨガはほとんどできていない。
その代わり、Virginia Parkの屋外で行われる気功クラスはとても合っていた。
家から2ブロック歩いて行き、人と出会えるのも心地いい。
太極拳も6週間試したけれど、左膝の痛みが強くなってしまった。
気功だけでなく、膝そのものを改善したいと思うようになった。
以前、怪我をしたときに理学療法が助けになったことを思い出し、ようやくかかりつけ医を訪ねた。
2年前の犬の事件のときは緊急外来しか行っておらず、十分なケアを受けられていなかった。
膝は骨、軟骨、靭帯、腱、筋肉が複雑に関わる場所。医師もそれに同意し、理学療法を勧めてくれた。
UCLA病院で約8か月、隔週で理学療法に通い、「少なくても、こまめに動かす」ことの大切さを学んだ。
毎回「転倒や怪我はなかった?」と聞かれ、その質問が胸に残った。
70歳になった現在、転ばず、怪我をしないことがどれほど大切かを実感している。
70歳で転んで股関節の手術を受け、歩けなくなっていった母のことも思い出す。
2017年のリンパ腫と抗がん剤治療で、筋肉も骨も大きく失った。
ビタミンDなどのサプリメント、日々の運動を続け、骨粗しょう症を避ける努力をしている。
骨の専門医に行くまでに3年かかったけれど、検査を受け、自分の骨の状態を知ることができた。
軽いウエイトトレーニングを勧められたものの、ウエイトトレーニングはあまり好きじゃないし、スポーツジムに行くのもみんなの体臭が苦手で、していなかった。
時間はかかったけれど、やっとAqua Yogaに出会えて膝に負担をかけずに筋力をつけられる事がわかった。 私にとって最良の方法だ。
あきらめずに探し続けて、本当によかったと思っている。
また教えることができた一年
健康でいられたおかげで、1年間、毎月2〜4回のペースで教えることができた。
また教える場に戻れたことに、心から感謝。
来年は、刺し子のワークショップに加え、繕いの新しいクラス(JACCCーJapanese American Cultural Community Center)、マクロビオティックのクラスも予定。
南カリフォルニア・ウィーバーズ・ギルドでの2日間ワークショップにも招かれている。
マクロビオティックは料理だけではなく、食、動き、心のあり方、環境との関係を含む生き方そのもの。
刺し子のワークショップでは、そうした意識を自然に伝えてきたつもりだ。
最近、五行とマクロビオティック料理を教えてほしいという声もあり、また新しい機会が訪れそう。
愛犬Lumiとの別れ
Lumiが最後の瞬間まで、自分らしく生きられるよう寄り添えたことに、心から感謝している。

15年半、一緒に過ごせたことは大きな祝福。
いまも毎朝キャンドルを灯し、彼女の存在を感じている。
ルミのブログ。
“Tortoise Pace” collage
「Tortoise Pace」のコラージュ
サンタモニカ・エメリタス・ギャラリーへの出展は3回目。
キュレーターのJesse Bensonが、私の作品を最初の壁に私の作品だけを掛けるよう選んでくれた。
それを初めて見た瞬間、涙が出そうになった。
Lumiと一緒に毎朝した散歩の途中集めた釘やネジなど、カユコス海岸で拾った海藻、他は切手や写真、水彩や色鉛筆で作成。
雨の中でも多くの人が来てくれたことに、感謝しかない。
アートクラスの先生キャサリンと
手作りのホリデーギフト
いつからか、手作りの贈り物が我が家の習慣になった。
味噌、梅干し、梅ジャム、エルダーベリーティー、柚子胡椒。
今年は葡萄ジャムと柚子ジャムも加わった。
刺し子の贈り物も少し。
犬の飼い主との和解
2年前、私の愛犬ナルと私は近所の犬に襲われました。当時、私はその犬の飼い主とどうやって、あるいはそもそも和解できるのかさえ分かりませんでした。
5年前にも、ナルは同じ犬に襲われていました。彼女はひどく怯え、2マイル近くも走り回った末にようやく保護されました。怪我を負い、重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患い、数年間は他の犬に対して過剰に反応するようになってしまいました。辛い時期でしたが、ナルは少しずつ回復していきました。
そして2年前、同じ犬が再び襲ってきたのです。今度は私がナルと一緒にいて、怪我を負いました。私たち二人は、恐怖心や精神的なトラウマを和らげるためにバッチフラワーレメディを服用しました。
最終的に、私はその犬の飼い主に連絡を取りました。奥さんは親切で思いやりのある方でしたが、ご主人はそうではありませんでした。彼は最初のアッタクした時に一度話をしたけど、2回目の電話から私の電話に一切返信がなくって今回、その時の事も否定したので、訴訟も考えましたが、あまりにもストレスが大きいだろうと思い、断念しました。
奥さんはナルにカードとプレゼントを送ってくれて、後日、私の医療費の一部を支払ってくれました。その後、私たちは近所のカフェでお茶を飲みながら話をしたのですが、彼女は離婚手続き中で、これ以上経済的な援助はできないと話してくれました。
私は、自分にとって本当に必要な治療法を決めて、膝のリハビリに専念することにしたので、私が車の運転をしないので、彼女にリハビリに連れて行ってもらうようお願いし、彼女は快く引き受けてくれました。
私たちを襲った犬はその後亡くなりました。犬のことだけでなく、結婚生活、離婚、そして自身の様々な喪失など、本当に多くの苦難を経験してきた、この奥さんに深い気持ちを感じました。
彼女はできる限りのことをしてくれたのだから、これで終わりにして、手作りのホリデーギフトを彼女に贈りました。彼女の幸せを祈り、来年が彼女にとって穏やかな一年になることを願いました。
この2年前の犬の事件は、長い時間をかけて向き合うことになりました。
でも怒りではなく、回復を選び、相手の事情も受け止め、完璧ではなくても、できる最善を選べたと思って心は穏やか。
本当に大切なこと
お金は便利さをもたらしてくれるとは思いますが、真の幸福をもたらすものではないと私は考えています。富だけが喜びを生み出すという例を、私はこれまで見たことがありません。この困難な状況に思いやりと配慮をもって対処した自分の選択に、私は心から満足しています。
2025年は、私にとって実りの多い一年だった。
これからも種を蒔き続け、それらが成長し花を咲かせ、そして未来のために新たな種を収穫していきたいと思っています。
クリスマスの翌日雨上がりのバス湖
今年も支えてくれて、ありがとう。
健やかで、穏やかな新年を迎えられますように。
( ̄∀ ̄)❤️
Sanae