
70歳になってしまった。
信じられない!
昔、占い師に「60歳までは多分、生きられるけど、長くは生きられない」と言われ、本気で信じていたわけではないけど、そういう事聞くと、どうしても頭から離れなくて、忘れられないでいた。
生まれて来た時から何度か死ぬような体験を何回もしてきたから
こうして生きていて、充実した人生を楽しんでいることは奇跡かも。毎日を感謝して生きれるようこころがけてる。
70歳になって確かに体は老化して来ているなと思う。あちこちに痛みがあり、物が見つからないで毎日何かをさがしてたりすることも増えてる、でも何故か心は若々しく、たいていの場合、前向き。
まだそんなに年を取ったとは感じないので、70歳はそんなに年寄りではないのかな?
ただ若い頃と比べると、落ち着きを自分で感じられるようになって、これは年の功かな。
若い頃は、スカイダイビングして、スキューバーダイビングして、バンジージャンプしてとかいろいろした。
今は自分の状況に満足して、過激なことをしたいという欲求もなく、毎日ゆっくり過ごす事が楽しみ。
これが私の老化なのかも。
69歳の誕生日の後、70歳の誕生日を祝うために、ヨーロッパ、特にローマ(イタリア)に行きたいとエリックに話して計画を立ててた。
9歳の頃にオードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」を観て以来、ローマに行くことは私のバケットリストにずっとあったから。
この映画は私が生まれる前の1953年公開なので、どうやって観たのかは覚えていないけど、父は外国映画が好きで、フランス映画にもよく連れて行ってくれてたので、父と一緒に観たのかもしれない。
1997年にひとりでヨーロッパに3週間3週間行ってマクロビオティックセンターなどでお料理したり、お料理教室のお手伝いをした。その時にイタリアにも何ヶ所行って、ヴェネツィアからローマに向かう電車の中で荷物を盗まれてしまい、ローマには行かなかった。エリックもイタリアで仕事をしていた時はローマに行かなかったので、オードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」を観てもらったら、ベスパでローマを巡るという場面が気に入ってた。
でも我が家の愛犬ルミは15歳。

ルミちゃん、2週間前犬家族との集い会で。
12月には心臓発作、2月には肺の低下で、いつ天命するかわからない。
ルミは今でもよく食べ、ゆったりとした生活をすごしてるけど、関節炎のため、立ち上がるのに介助が必要。オムツ履かせようとしたけど、気に入らなくてオムツをしてても立ち上がって外にトイレに行こうとする頑固犬。でも気持ちはよくわかる。
ホメオパシーと漢方薬を毎日服用しています。毎日、足と背骨をマッサージし、お灸をしてあげると気持ちよさそうにしてる。
大切な家族の一員なので、精一杯生きてもらいたいと私たちは最善を尽くしてる。
ということで、ローマやヨーロッパには行かないことにしたら、エリックが誕生日に何をしたいかと聞いてきた。
私の一番好きなことは、家族全員、エリックと愛犬(ルミ、ナル、カイ、ラニ、マカニ)、そして愛猫(ティンティンとマイマイマイ)の家族と一緒に自然の中で過ごすことだから。。。
エリックに、私たちのお気に入りの場所の一つ、モロベイ州立公園へキャンプ旅行にみんなで連れて行ってほしいと頼んだ。
犬5匹と猫2匹と一緒にキャンプ、みんな手作りのご飯を食べているのでご飯の準備に時間がかかる。でも、以前もキャンプに行ったことがあるから、何をすればいいのかは分かってた。時間がかかるだけ。それなら私たちにできる。
初日は、お友達のケリーに会いにサンタバーバラに立ち寄った。彼女は素敵な新しい家に引っ越したばかりで、お庭には大きな柿、ビワ、グアバ、イチョウの木があった。
ケリーは私が作るオーガニック植物スキンケア製品が好きで愛用している。(私はオーガニック植物スキンケア製品を約20年間作っていて使ってる)。
次回は彼女のお家でビワの葉のチンキ剤を一緒に作る約束をした。
ケリーはサンタバーバラ・ヨットクラブへランチに連れて行ってくれた。
誕生日にガラスのフラワーベースをプレゼントしてくれた。箱には「Kin」と書いてあった。
私の初めてのゴールデンレトリバー犬の名前は「キン」ちゃん。約30年前、サンタバーバラのドッグビーチでケリーと彼女のゴールデンレトリバー犬のデイジーに出会って、キンとデイジーはお友達になっていらいのこの友情に心から感謝しています!
サンタバーバラを後にし、日没直前にモロベイ州立公園に到着した。このキャンプ場には以前にも来たことがあって海と自然史博物館の近くにある私の大好きな場所。
新家族マカニ(一番小ちゃいこ)はこのキャンプ場に来たことなかったけど、以前私たちと一緒にキャンプをしたことがあったので、楽しく過ごしせてた。ネコたちはネコちゃんコンドでくつろいでた。
夕食は持って行った自家製のレンズ豆のスープを、バンの中でシンプルで美味しい食事を楽んだ。夜は月と星が海の風と一緒に私の60代最後の夜をお祝いしてくれてた。
翌朝はもっと涼しいはずだったのに、暖かくなり、太陽が顔を出してハッピーバースデーと囁いてくれてた。
犬家族に朝ごはんをあげていると、通りすがりの人が犬の多さに驚いて「わあ、5匹もいるなんて!犬は神様から来た!」と言った。その時、犬と一緒に暮らすということは、神様に守られているのかもしれないとすぐに思った!
朝食後、少しハイキングをしてモロベイ自然史博物館を訪れた。
遠足で小学生もたくさん来ていました。
モロベイの美しい岩!
自然や地元の生息地について学べたのは良かった。
モロベイが1870年に設立されたと初めて知った。
ギフトショップでステキな海藻の本も手に入れた。
それから、カユコス・ドッグビーチへ。
このドッグビーチは、モロベイ・ロックが背景にあってとても素敵な所。
今まで行った中で一番素敵なドッグビーチかな。
犬たちをバンから降ろしていると、誰かが「わあ、犬がいっぱい!犬は神様!」と言った。
その朝、「犬と神様」についてコメントされたのはこれで2回目。
犬たちが幸せなら私たちも幸せ。きっと神様のおかげだね!
ルミも楽しめるよう、最近買ったカートをビーチの砂浜に置いて引いてあげた。
ルミはあまり歩けなかったけど、風を感じ、海の香りを味わうことができてとっても喜んでた。
ナル、カイ、ラニ、マカニは、走ったり、追いかけたり、海藻を食べたりして楽しんでた。
ドッグビーチの後は、ケンブリアへ行き、ウィンドウショッピング。自然食品店で、地元産のボイセンベリージャムを買った。

キャンピング用トースター
その後、人口18人の小さな町、ハーモニーのワイナリーへ。そこでエリックがワインテイストしてワインを買った。
誕生日のディナーは、モロベイで私たちがよく行く老舗レストランの一つ、ハーバーハットで。エリックがモロベイ・ロックの夕日が見えるお気に入りの席を予約してくれてた。ささやかだけど貴重な気のつく贈り物が幸せを感じた。
この日は友達のまさよちゃん、エンジェル、マークからお誕生日コールをもらった。ありがとう、みんな。
2日目の朝は、今まで行ったことのない場所へ行くことにして、ロス・オソスという町へ。
地元のパン屋でサワードーパンを買った。
それから、アビラ・スパでミネラルバスに入った。
ミネラルバスのおかげか、足や腰の痛みが和らだ。
水着を持っていなかったので、黒い下着とタンクトップで入ってしまった(笑)。
午後は、その近くに住むもう一人の友達、ローラに会いに来てくれた。彼女はクシ・インスティテュートでマクロビオティックを学び、私のクライアントのために以前マクロビオティック料理を作ってくれたりしていた。
シャイン・カフェで遅めのランチ(早めのディナー)。二人ともテンペ・ルーベンサンドイッチを注文したけど、見た目がちょっと違っていたので店員さんに聞くと、「それはテンペサンドイッチで、テンペ・ルーベンサンドイッチとの違いはただザワークラウトが入っていないだ毛だから同じだけど。ザワークラウト必要?」って聞かれて、ローラと私は同時に「もちろん、ザワークラウトよ!」と答え、大笑いしました!
近くでファーマーズマーケットをやっていたので、見に行くことの事にして、地元の野菜や果物、工芸品などを見て回った。ローラは私の誕生日に、地元の陶芸家の可愛いオレンジ色の鳥の陶器のピンバッジを買ってくれた。
それから、フットマッサージをしてくれところがあったので、
私は思いつきでみんなでフットマッサージを受けようかと言ったらエリックは自分は行かないと言ったので、今日は私の誕生日だからフットマッサージでみんなでお祝いしたいよと説得。
みんなでマッサージを受けて、すっかりリラックス。
その後キャンプ場に戻って、エリックのバナナマフィンと茎茶を味わいながら、ローラと語りあった。
ストレスフリー・バースデー、シンプルで幸せな週末。
家に戻ってから、40年近く育ててきている庭の木々や植物、自分の住んでいる周りの自然と触れ合って、それらをもっと身近に感じて、植物の香りを楽しんでる。
ナンシーがバースデーカードとお庭のお花を持って来てくれて、お寿司食べに行く約束をした。
アマンダからバースデーコール、彼女は1月のワイルドファイアーで全てを失くしたのに、私のバースデーを覚えていてくれる優しい友人。
長年の友人ジェシカがマリナデルレイでの誕生日ブランチに連れて行ってくれた。美味しい料理を楽しみながら、楽しい時間を過ごした。
ペパーダイン大学時代からの長年の友人、ジュディも来週ディナーに連れて行ってくれると連絡があって、70歳のお祝いはまだ続いていくみたい。
ゆっくりと年を重ね、日々の生活に前向きな気持ちをこうして持てることに感謝。
Love,
Sanae ❤️