癌が戻ってきた!

日本で育った幼くて、まだ若い頃(19歳まで日本に住んでいました。)は、
自分の気持ちを表現する事は難しいというか、
表現する事をあまり知らないでいたような気がします。

アメリカに来て初めてちゃんと気持ちを表現していかないとこの国では、
サバイバルできないと感じて英語で気持ちを表現できるように少しずつ努力をしてきました。
そしてその後、日本語で自分の気持ちを表現するのは
話す事も書く事もとても難しいとわかりました。
というわけで、完璧ではない英語ですが、英語でブログを書くことが先になってきているわけです。

今回、卵巣癌回復後24年経って、同じ癌ではありませんが、とても珍しい癌、
びまん性大胞型B胞性非ホジキンリンパステジ4”(2001年に交通事故で輸血をしてその結果、C型肝炎になってそれが原因で、今回の”びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガン”につながった)になって痛感したことあります。
それは、自分の気持ちを大切にしてあげないといけない、そして大切にしてあげたい。
特に辛い事、悲しい事、不安な事、嫌な事を
無視しないで良い事や幸せな事と同じように受け止めて、受け入れてあげたい。

自分の気持ちを見つめて、どこから、そしてなぜその気持ちが始まっているのか、
なぜその気持ちは必要ないのに、ネガティブなのに
いつまでも続いているのか、整理して自分を心の奥底から認めてあげたいと思いました。
それに、あたって日本語で表現する事はとても私には大切だとあらためて再確認したのです。

日本語のブログを書く事が自分の気持ちの整理にとてもきっといい役立っているようなので、
少しずつですが、もっと日本語で書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

英語のブログを読んで下さっている方々は、
私が5月にびまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガンだと診断された事を
知っていらっしゃると思います。
このブログは5月21日に英語で書いた ”Cancer is Back!”(ガンが戻って来た)の
日本語訳ですが、直訳ではなく私の気持ちを付け加えて書いてありますので、
みなさんにそれが伝わると幸いです。

 

癌専門医師は「あなたは生体組織検査の結果、びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガンが発見されました。これはとても珍しいガンであまり例がないが、R-CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンに副腎皮質ホルモンのプレドニゾロンを組み合わせたものに抗体薬であるリツキシマブを含んだ治療)というガン化学療法を勧めます。」と言った。

続けて「このガン化学療法はドキソルビシンという化学治療薬が心臓に傷害をもたらせる恐れがあるため、3週間に1回のサイクルで行います。検査をしてあなたの心臓が弱い場合は他の化学療法をする必要があります。初めての化学療法サイクルはUCLA病院に入院して始めれば、ドクターや看護婦がいろいろ配慮してくれるますよ。すぐ、PET/CT( 機能画像と形態画像の融合による)検査をすぐして化学療法の予約をしなさい。それと骨髄検査も」と簡単に付け加えた。(骨髄検査は、麻酔が普通に効いていれば、骨に刺すときの痛みはほとんどなくできます。しかし、骨の中にまでは麻酔が届かないため、中の骨髄液を吸い出すときに痛みが走ると聞いています。)
また続けて「どんな医療保険を持ってますか?」と聞いて来て、アシスタントが鈴木さんはメディケアしか持っていないと言った途端に、「メディケア?それなら治療費や病院代は100%カバーできないじゃないか、他の医療保険を持っていないのですか?」と言って、目を下げて「だったら入院しないで通院しなさい。でも他の保険をすぐ見つけるようにと付け加えた。」

 

私は殆ど何も言わないでこの癌専門医師の言う事を聞いていました。
そしたら、この癌専門医師はエリックに「君のワイフは動揺しているようで何も言わないようなので、とにかく二人で相談してすぐ化学療法の日程を決めなさい。今日はまず、血液検査だけして帰りなさい。」と言った。

癌専門医師の言っている事をずっと聞いていた私は、24年経っていると言っても、
またガンになってしまったという、ショックのあまり、困惑、動揺、
そして、目標を見失った者のように頭の中は真っ暗で立ちすくむような状態になっていました。
何も言えない、言いたくない状態というか、何を言っていいか本当には、わからない心境。
癌専門医師の声は遠くから聞こえてくるような気がしていました。

何か言わなくていけない、
自分の思っている事と感じている事を伝えなければとわかっていましたが、
時間は過ぎていくばかり…

「…..何も言えないのは、今、ガンだと聞いてショック受けて、その上、珍しいガンという事で精神的打撃を感じているからです。それをドクターであるあなたはわからないのでしょうか? 思ってもいなかったガンという病気を頭の中で消化してからでないと話す事はできません。」

癌専門医師は、「了解しました、でもなるべく早く化学療法の日程を決めた方がいいと勧めます。」と私が言った気持ちには何も触れず言ったので、私は「私のガンは珍しいという事ですが、同じガンの患者さんを治療した経験はありますか?」と聞いた。
癌専門医師は、「いいえ。それにUCLA病院の自分の同僚の3人の癌専門医師たちも経験はないな。」と簡単に答え付け加えました。

この癌専門医師の話し方が淡々としているので、ビジネスマンのような感じがして、それ以上話したくなかった。
でもそのまま帰ると気まずい感じがしたので、咄嗟に「ひとつだけ言いたいのですが、ホームページに載っているあなたの写真はフレンドリーではないと思ったので変えた方がいいですよ。」なんて言ってしまった。

初め、この患者は何を言っているんだという顔を癌専門医師はしましたが、すぐ気がついて笑って、「あ〜、私もあの写真は変えないといけないと思っていたよ。」と言ったので、この癌専門医師は人間らしく笑えるんだとわかって少し安心した。

どのようにして家に帰って来たか覚えていません。病院を出てもショックで頭の中は真っ黒。
落とし穴に落ちてしまって中々、這い上って来られないような絶望感。

少しずつ自分の頭の中が動き始めて、深刻なガンという病気になった事で、
これからの自分の生活、エリックの生活、動物家族たちの生活、
友人たち、日本にいる家族(妹、弟、姪)そして、生徒さんたち、クライエントさんたちに
これからどう影響していくか気づいた。
でも初めは、否認したい気持ちでいっぱいになって、一体、自分に何が起こったのだ。
ガンなんかに、又なるはずがない。
24年間もガンは戻って来なかったのだから、ガンになるなんてそんな馬鹿な話はない。

でも…現実はまたガンになってしまったのだ。

 

頭の中は、混乱。
悲しく、失望、途方にくれて、恐怖、不安、悪い事(ネガティブ)を考え始めていた。
また24年前の卵巣癌になった時のように心の表面は大揺れしていた。
沈黙して目を閉じて瞑想をすると心の奥に前向き(ポジティブ)な冷静な自分がいた。

ゆっくり呼吸をして自分の心の中に入って集中し、
表面にあるネガティブな事を認めながら呼吸に集中する。
何回も何十回も何百回、何千回、何万回も呼吸をしていくうちに表面にある
ネガティブな事や不安な気持ちが動き始め、あまり感じなくなっていくのを感じた。
無常。

 

ガンになったショックな現実は変わらない、
でも心の内側から、生きていきたい、自分は生きていくという力を感じる。
24年間、ガンが戻らないで健康で生きて来られたことにも感謝ができ、
あらためて、大切に生きていく事を学んでいく
努力を始めていきたいと願う気持ちが生まれてくるのが見える。

 

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写真:エリックが作ってくれた美味しいお昼ご飯を病院で食べています。

マクロビオティックを食べて、ヘルシーライフをしていても
永遠に生きることはないとわかっています。
このびまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガンで私の人生は終わり?
いえ、そんな事はない、まだ、私が天国にいく順番ではない。

 

人間は潜在意識の中で病気になる原因を作っていると、
24年前に卵巣癌になった時に読んだルリーズ・ヘイさんの本で学びました。

癒しとは:精神的、感情、信仰、肉体、環境、幾重も重なったものが
私たちの健康に影響していていると、気がついて潜在意識の中にあるものを取り去ることは、
重要だと知って何年も学んで来ました。

 

ルイーズ・L・ヘイさんの英語のホームページから

650 louise-hay-quotes-forgiveness-release-resentment

肝臓の問題:

肝臓は激しい憤りの温床。怒り。基本的な感情。
不平不満が多いと肝臓に障害が起こる。

肝炎:

変化に対する抵抗。恐れ。怒り。憎しみ。

アフォメーション(確約):

私の心は清らかで自由。
過去を離れて新しいものを求めていく。
全てがうまくいく。

 

癌:

深く傷つけられる。恨みが募る。
自分を蝕むような極秘や深い悲しみ。嫌悪感。

アフォメーション(確約):

心から過去を許して手放す。
私の人生は喜びに溢れている。
自分を慈しみ受け入れる。

「ライフヒーリング」ルイーズ・L・ヘイさんによる 精神的パターンによる病気一覧表

 

私には今一度あらためて過去を許し手放し、
自分の傷ついた感情を癒してあげる、心全ての改革が必要。

 

自分の気持ちを話せて、わかってくれる人間的な哀れみをもった
新しい癌専門医師を見つけました。
癌の進行がとても早く衰弱が酷いため、マクロビオティックと自然療法では間に合わないため
UCLA病院に入院してキモセラピーの化学治療を始めることにしました。

体力的にはとても大変ですが、
気持ち的にはストレスが少し減り、前進していける気がしています。

書ける時にまた書いていきます。

650 Sanae UCLA admitted

写真:UCLA病院に入院した日。弱りきっていて、車イスで病室に入って、やっぱり日本人の私はVサイン!

 

650 Sanae arm exersize

写真:筋肉がなくなってしまったので、1ポンドの重りで腕の運動。

 

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写真: 入院して2日目、気分が少し良くなってお見舞いに来てくれた陽子さんと。

みなさんの祈りとサポートに心から感謝します。

癌キモセラピー治療費はとても高金額です。医療保険の80%がありますが、残り20%を払うための癌キモセラピー治療費の募金運動をエリックと友人のジェシカ(マクロビオティックの先生)とアマンダ(ヨガの友人)が始めてくれました。 YouCaring Fundraisng to Support Sanae’s Recovery from Cancer

その他、私とエリックの本を購入してサポートしていただくこともできます。

宜しく、お願いします。

下記が私たちの4冊の本です:

Love, Sanae

Love-Sanae-front-cover

 

Love, Eric and Sanae

love-es-front-cover

 

Love, Eric Revised

love-eric-revised-the-front-cover

 

Healthy Happy Pooch

HHP-book-front-cover

 

カードや、ギフト、または、チェックを送っていただく時は、下記の住所に送り下さい。

2610A 23rd St.

Santa Monica, CA 90405

 

ひとりひとりの方には、返信は出来ませんが、
みなさんが送って下さる、メッセージ、E-メール、カードや手紙はちゃんと読む事をお約束します。

Love, Sanae 💖

 

 

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