“Love, Seed Kitchen” シード・キッチンから愛を込めて

シード・キッチンは、私と主人のエリックの過去8年間の生きがいでした。

自分たちのビーガン・マクロビオティック、レストランをオープンするという夢を実現させてくれたのが、シード・キッチン。

650-eric-sanae-7-year

 

その夢は私がエリックに出会った1991年に始まりました。その時はまだ23歳だったエリック。でも、既にメキシコのリゾートホテルの料理長を務めていました。

 

私は前夫との別居から離婚へと転換期中で心労が重なっていました。1992年には、疲れがひどくなって病気によくなりました。翌年には卵巣癌だと診断されてショックを受けたことを今でもよく覚えています。

知人の紹介でマクロビオティック・カウンセラーのセシル先生を紹介してもらってアドバイスを受けました。お料理クラスなどを受けて一生懸命、癒し食、レメディー・ドリンク、プラスターなどの勉強しました。また、指圧、導引、バッチのフラワーレメディーとたくさん学びました。3週間ほどして気持ちが明るくなって1年後には回復に向かっていると確信できました。そして1995年に完治して、エリックと一緒に自分たちの夢に向かって歩み始めました。

 

エリックはケベックとフランスでフレンチシェフトレーニングを習得していました。それでマクロビオティック食もすぐ学んで私のためにお料理を作ってくれ、その後自分たちのビーガン・マクロビオティックレストランをオープンしたいと願いようになりました。

 

 

シードと言う名前は自分たちがしていることは、自分たちがしていることは健康で美味しい食を通してたくさんの人たちが元気で幸せになる種撒きだと感じたからです。

エリックはケベック、私は日本の出身で、家族や親戚はアメリカには一人もいなくて、お金もそんなにありませんでしたが、1999年に”無限”という名前で会社を設立しました。

 

そして、ビーガン・マクロビオティック ディナークラブを毎月やったり、コーマーシャルキッチンを借りて、お惣菜やお弁当を作ってナチュラルマーケットに売ったりしてました。

 

その後、私は臨死体験をするほどのひどい交通事故にあって1年間はおまる生活をして、車椅子で生きる事になりました。もう2度と歩けないともドクターから言われましたが、マクロビオティック食と癒しに繋がることをずっと続けて来て3年後には少しづつ歩けるようになって、今年はヨガ講師になる資格も習得しました。

いろんなことがありましたが、自分たちの夢は諦めないで頑張って来て、貯金を始めてレストランの物件探しも2005年に始めました。

完璧は場所ではなかったかもしれませんが、ベニスビーチが世界中からいろんな人がくることを知っていたので、世界中のみんなに私たちの美味しくって健康に繋がる食事を食べてもらおうとここに決めました。

たくさんの人たちが世界中からやって来て、シード・キッチンのお料理を食べてくれました。有名な新聞紙:LA TimesとNY Timesにも載り、またいろんな雑誌などにも8年を通してずっと掲載されました。エリックはPeTA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のコンテストで2位になりました。

今まで働いてくれたスタッフのみんなとずっと食べに来てくれたお客さんや友人には感謝の気持ちでいっぱいです。

650-eric-and-lehadoro

オープンからずっと働いてくれた、夜のアシスタントシェフのレハンドロとエリック。

 

 

650-eric-and-migele

オープン当時から働いてくれた、シェフのミゲールとエリック。

 

 

650-eric-jose

オープンからずっと働いてくれた、昼のシェフのホゼとエリック。

 

650-last-day-with-yoko-and-staff

最終日の夜、オフィスの経理の陽子さん、キッチンのセルジオ、エリック、アシスタントシェフのレハンドロ、私、そしてキャシアーのジョナサン。

 

We love Seed Kitchen’s food so much! For eight years, we offered some of the best plant-based, freshly made food every day. Our five different burgers were definitely the most popular: Southwest burger with whole grains and beans, BBQ tempeh burger, seitan sirloin burger, Mediterranean burger, and slow-simmer BBQ seitan burger. Plus, we offered three different kinds tacos, a macrobiotic “Sai Sai” bowl, and three different curry dishes. We made all-fresh, in-house sauces, dressings, salsas and pesto, as well as Eric’s wonderful original seitan and, of course, his amazing desserts.

 

We were a small restaurant, but we made high-quality original, fresh foods. We also followed the macrobiotic principles that helped me in healing from ovarian cancer and my car crash. This brought us to cut refined sugar from any of the desserts, the BBQ sauce, and everything we make. We use sea vegetables for minerals in our sauces.

 

Eric’s favorites include the Blackened Tempeh with Mango Salsa Burger, Rosemary Seitan, Coconut Curry, BBQ Seitan Burger and Crispy Tempeh Chorizo. My favorites include the Japanese Curry, Miso Goddess Ramen, San Felipe Tacos and Southwest Burger. Of course, I think we just put our favorite foods on the menu.

 

650-seitan-asada-tacos

セイタン、アサダタコス。

 

650-san-felipe-tacos

サンフェリペ・タコス。

 

We really wanted people to come to Seed Kitchen before or after going to the beach. We love going to the beach ourselves and enjoy our life with ocean water.

 

 

シード・キッチンを閉店することはとても悲しいです。8年間の思いを自分たちのため、そしてずっと応援したくれた人たち、シード・キッチンに来れなかった人たちのために友人のクレアーとショート・ドキュメンタリーフィルムを作ることにしました。

 

650-sk-claire-crop

クレアー!

 

短い時間の作成で全てを収録はできませんでしたが、閉店することをお知らせしてたくさんの方からのメール、フェイスブックのメッセージ、インスタグラムのコメント、電話をもらいました。ある女性は、もうどこに食べにいけばいいの〜〜?美味しくって、健康で安全な食事を食べるところはないと泣いていました。それを聞いて私たちも泣けてきました。

Making this film made us realize how much Seed Kitchen meant to so many people and to ourselves. The eight years’ labor of love, our passion, effort and even stress we had—they are so valuable for our future. We can’t thank you enough for these opportunities. We will miss our Seed Kitchen—and we plan to publish Seed Kitchen’s cookbook next year!

このショート・ドキュメンタリーフィルムを通してこれからもみなさんの健康と幸せの種まきが出来ていけたら、幸いです。

 

シードキッチンのショート・ドキュメンタリーフィルム予告編です。Love, Seed Kitchen.

感想をお知らせ下さい。

 

愛を込めて

草千💖

全ては変わる…

エリック(主人)に1991年に出会ってから、私には、たくさんの夢がありました。

その多くの夢の中のひとつは自分たちのビーガンマクロビオティックレストランをオープンすることでした。

卵巣癌(1992〜1995年)をマクロビオティックで完治させて、その後、臨死体験をするほどの交通事故(2001年)からの大怪我が回復し始めてから、2005年くらいから貯金を始めてレストランの場所を探し始めました。

そして私たちが見つけたのは、世界中からいろんな人がやって来るベニスビーチ。

 

650-sk-before-open

2008年の9月に見つけたレストランの物件、リーフォームを始めたところ

 

パーフェクトな場所ではなかったかもしれませんが、大好きなビーチ近くで世界中のいろんな人種の方々がSeed Kitchenに食べに来てくれると信じて、2008年8月に開店に向けて働き始めました。

 

650-seed_front-copy

オープンした2008年の11月4日

 

リフォームを無事、2ヶ月で終わらせて、2008年の11月4日に、これから新鮮で殆どオーガニック(有機)の食材を使った手作りビーガンマクロビオティック料理をたくさんの方に食べていただこうというパッションいっぱいでオープンしました。

 

Seed Kitchenの最後の日は火曜日の9月27日です。

 

全ては変わっていくとはわかっていても、閉店しなくてはいけない事はとっても悲しいです。2年半前に借りている場所のリースの契約が変わって倍近い家賃になってしまいました。その後は、自分たちの貯金も使いはたし、お金も借りて一生懸命頑張りましたが、良い安全な食材を使って誠実な経営をすればするほど売り上げは芳しくありませんでした。

自分たちのベストは十分なものではなかったのかもしれませんが、8年過ぎて前進していくために残念ですが、閉める事にしました。

オープンの時からずっと働いてくれているシェフに閉める事を話したら悲しんでいました。その時、私は泣いてしまいました。
みんな一所懸命働いて来てくれたスタッフには最後の日に必ず、お給料を払えるようにします。

Seed Kitchenは、有名で大規模な運営ではありませんでしたが、この世界でも大都市のひとつロス・アンゼルスで8年もレストランとして、毎日新鮮でほとんどの食材をオーガニック(有機)でビーガン・マクロビオティックレストランをやってこれた事が成功だったと思います。

 

8年間応援して下さった、みなさんありがとうございます!

 

エリックは今まで通りビーガンマクロビオティック・シェフとしてプライベートのクライエントさんや特別なイベントパーティーなどをしていきます。そして私は人々と動物家族のためにマクロビオティックのカウンセリング、お料理教室を続けていきます。そして最近ヨガの講師免許を取得したので、導引ヨガを教え始めました。もちろんバッチフラワー、霊気、アニマルコミュニケーションなどもずっと続けていきます。

650-htov-eric-and-sanae-crop

 

そう、全ては変わる…

宇宙の秩序。

 

また、みなさんとどこかでお会いできることを楽しみしてます。

感謝と愛をこめて…

草千 💖