
余命はあと数週間。癌専門医師のドクター・ミィードから5月17日(金)2017年に
「びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガン」のステージIVと診断されてから初めてバケットリストを書いてみた。
(ブログ「余命1ヶ月もない!」)
バケットリストという言葉の日本語の意味は「死ぬまでにしたいことのリスト」。一番初めのバケットリストブログはユーミンのコンサートに行きたくって抽選に当たって行った事を書いた。
スペクタクルな場所に行ったり素晴らしい事をしたりしたいという気持ちはリンパ腫の癌から回復し始めてから変化していった。私のバケットリストはもっと心の深いものに繋がっていくのを感じた。
中学からの大親友、叔母ふたり、叔父ひとり、一番初めの夫、そして近所に住んでいた仲良しの友人が自殺。私自身、14歳の時に自殺未遂。メンタルヘルスに向き合って長い間生きてる。
アメリカ自殺防止財団がコミュニティーマーチ(3km)を私の住んでいる街のサンタモニカで毎年している事を知ってこのマーチにいつか参加する事をバケットリストに3年前に書いた。と言っても私は20年前に臨死体験(ブログ臨死体験から20年)するほどの車の事故で車椅子生活をしていてずっと歩くことは出来ないでいた。その後歩けるようになっていたがリンパ腫の癌が治ってから膝を2年前に骨折してコミュニティーマーチで歩くという事をバケットリストに書いた事は誰にも言えなかった。
コロナでパンディミックになって昨年はこのコミュニティーマーチは行われなかった。心に2021年のコミュニティーマーチで歩く事を誓った。フィジカルセラピーに通って膝が以前より強くなってきているのを感じていたところ、丁度、パンディミックで犬達を散歩してくれる人も来なくなって自分で少しずつ毎朝犬家族と一緒に歩き始めた。
今年、アメリカ自殺防止財団がコミュニティーマーチは先週の土曜日10月23日(土)2021年に行われた。初めて行く所はいつも少し不安で緊張する。エリックとカイちゃんが一緒に行ってくれて本当に良かった。
曇り空の暖かい日ではなかったので冷えないようにでもマーチするから暑過ぎないよう準備。
エリックと一緒に受付で一人$150のドネーションしたTシャツを受け取ってカーラービーズをもらいました。
ビーズは色でつける人が分けられていました。
白:子供を亡くした人
赤:配偶者を亡くした人
ゴールド:両親を亡くした人
オレンジ:兄弟姉妹を亡くした人
紫:親戚か友人を亡くした人
シルバー:軍隊の人ファーストレスポンダーを亡くした人
グリーン:未遂した人、苦しんでいる人
ティール:未遂した人苦しんでいる人をサポートしている人
青:自殺防止財団をサポートしている人
私は赤、紫、グリーン、そして青。エリックは紫、ティールと青。カイちゃんはティールをもらいました。
自殺防止の為にたくさんの人達が集まって(500人くらい)、今回アメリカ自殺防止財団は募金で$180、000集めたそうです。
イベントではスピーカー、エンターテインメント、追悼、ギフトが当たるくじ引きなど盛り沢山。今年はマウンテンバイクが1番のギフト。可愛い犬をドッグパックに入れていた女性がマウンテンバイクをもらいました。
今回、ドネーションはしましたがどんなイベント内容かわからないまま参加。来年は他の人も誘って募金運動もしたい。
マーチをする前にみんなでストレッチングしてカイちゃんはエキサイトしてジャンプしてたくさんの人が来てカイちゃんと一緒に写真を写しました。
歩き始める時、どのくらいの速さで歩けるかわかりませんでしたので最後のグループに入って歩こうかと思いました。でも何故か先頭のグループに入って歩き始めてエリックから「もう行くの?」って言われました。私は「とにかく行く!」と言ってマーチしてずっとスローダウンしないで全歩。
マーチし終わった後はアメリカ自殺防止財団の主張者でシンガーソングライターの人たちの心温まる歌が私の心に響き涙。
アメリカ自殺防止財団コミュニティーマーチに参加出来て嬉しい満足感。また1つバケットリスト達成!
愛を込めて、
Sanae