キモセラピーの精神的な副作用をどのように対処する

このブログは7月10日に英語で書いたものを日本語に訳しました。少し長いので時間がかかりましたが、やっと書けてとても嬉しいです。

日本で生まれて育った私が、日本語で自分の気持ちを表現することはとても大切だと感じていますのでゆっくりですが、英語で書いたブログを日本語にしていきますので、宜しくお願いします。💖

 

春にびまん性大胞型B胞性非ホジキンリンパステジ4”(2001年に交通事故で輸血をしてその結果、C型肝炎になってそれが原因で、今回の”びまん性大細胞型B細胞性非ホジキンリンパ腫肝臓ガン”につながりました)になって、初めはマクロビオティックや自然療法で24年前の卵巣癌になった時のように癒していましたが、リンパはとても早く大きくなって、動けないくらい体力が落ちてしまい、キモセラピー(化学治療)をしないと余命何週間と癌専門ドクターに診断(この事はブログを読んで下さい。)された後、入院してすぐキモセラピー治療に入りました。

キモセラピーの副作用は、たくさんあるのですが、私が特に経験したものは、

    • 疲労(これは 肉体的、精神的、そして気持ち的に継続して感じる強度の疲労)
    • 痛み(キモセラピーは下記の痛みを伴う事がある)
    • 口内炎、喉の痛み、〈飲食物など〉を食べたり飲み込む時の痛み
    • 口内不快感・乾燥
    • 便秘
    • 脱毛
    • 赤血球低下
    • 白血球低下
    • 食欲の変化
    • 神経と筋肉の問題(麻痺、しびれ、ヒリヒリ感、痛み)
    • 皮膚と爪の変化(乾燥肌、爪の変色)
    • 尿、膀胱の変化と腎臓の痛み(夜中にトイレに5〜7回行く)
    • 睡眠不足
    • 体重の変化
    • 気分変動

 

口内に不快感が常にあって、乾燥しています。食べ物は変な金属的な味がして匂いも変な匂いがして味覚が異変してしまい、胃腸はあまり調子よくありません。でもマクロビオティックの食事中心で食べているので、吐き気や、嘔吐、下痢などなく、大体は食欲もあります。

何が食べられるかエリックと相談しながら、クリエイトしていかないといけないので痛みなどがある時は大変ですが、マクロビオティックをやってきて本当に良かったと思ってます。いつかもっと元気になったら、どんな物をキモセラピー期間食べているかみなさんにブログでシェアーしたいと願ってます。

 

今日は、キモセラピーからの精神的な副作用を経験した事を書きます。精神的な副作用は、突然の気分変動、鬱病、激しい不安などたくさんありますが、ドクターは何も言わなかったので、キモセラピーを受けている人、キモセラピーを受ける事になる人には知っておく事は大切ではないかと思いました。その他、キモセラピーを受けている人の家族や友人の方もこういった精神的な副作用がある事を知っておく事はサポートしていく上で重要だと思いました。

 

キモセラピーにもいろんな種類があるので、まず私がどんなキモセラピーを受けているかを書きます。

エポック(EPOCH) 併用療法はリツキシマブ(リツキサン)と併用して行う5日間24時間毎日投与する強いキモセラピーです。時間が5日間24時間と長くかかるが、長い時間、じわじわとガン細胞をやっつけていく事が対象である。血液検査をしながら5日間、化学治療を受けながら体調をモニター出来きるので、副作用などを監視して薬の量を変えたりも出来るメリットもある。

EPOCH併用療法で使用される薬剤;

E = エトポシドリン酸塩

P = プレドニゾン

O = ビンクリスチン硫酸塩(オンコビン)

C = シクロホスファミド

H = ドキソルビシン塩酸塩 (ヒドロキシダウノマイシン)

 

Orange chemo

写真:エポック・キモ液体(オレンジ色の夕焼けのような色)

 

私の癌専門ドクターは1日に1度多量を投与するR-CHOP(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンに副腎皮質ホルモンのプレドニゾロンを組み合わせたものに抗体薬であるリツキシマブを含んだ治療 )は、私には強すぎると感じてこのエポックを勧められた。

キモセラピーを始めて他にもいろんな薬を摂ることになる事。

ベナドリル(Benadryl アレルギーに効く抗ヒスタミン剤)

アレルギーの人がよく摂る薬で普通の薬屋さんで帰るものだそうですが、私の場合、投与されてすぐ副作用が出て血管の中の血液がすごい勢いで動くの感じて、その上、心臓がパクパク早く動くのを感じました。目眩がして話すことも出来ない状態になって怖くなってしまいました。

 

ステロイド

アレルギーを抑えてキモセラピーの効き目をサポートするそうですが、ステロイドは不眠症になって、怒りがいっぱい、イライラ、気分が何の理由もなく悪い、感謝の気持ちや幸せを感じない。あまり酷いので、自分に罪悪間を感じて友人のジェシカに話すと、それはステロイドでSanaeじゃないよ。だから、罪悪間を感じなくていいよ。ステロイドが体から抜けたらまた感謝の気持ちや幸せな気持ちは戻って来るよと教えてくれました。少し時間がかかりましたが、ジェシカの言った通り、5日間のステロイドの期間が終わって少しづつ自分の気持ちが戻って来て癌になってキモセラピーを受けて大変だけど感謝の気持ちや幸せな気持ちは戻って来ました。

 

Neulasta on-body Injector

写真:ニューラスタ・パッチ

 

ニューラスタ(白血球を上げる薬)

確かに白血球を上げる助けはしてくれましたが、言われていたより何百倍もの酷い骨の痛みの副作用で精神的にギザギザになってしまい、たくさん泣きました。人間の身体はたくさんの骨(調べてみたら206本だそうです)で機能しています。その骨が全部痛み始めたらどんなことになるか想像がつきますか?

私の身体は骨の痛みの苦しさで助けて助けてと叫んでいた!!!

ただ横になって寝ていても痛いので、ドクターから勧められたタイレノール(鎮痛剤)を摂りましたが全然効かないので、次に勧められていたクラリティン(アレルギーの薬)を摂ったら目眩がして何も出来ない状態になってしまいました。痛みは少し減っていたかもしれませんが、この目眩と眠気を感じる事が耐えられませんでした。ところで、クラリティンの薬の箱には眠気や目眩なしと大きく印刷されていました。信じられますか?

 

The round chemotherapy

写真:2回目からのキモはUCLAに毎日5日間通院 (黒いバッグの中にエポックのオレンジキモ液体が入っています)

第1回目のキモセラピーより2回目のキモセラピーは精神的な副作用を感じました。

気持ちは落ち込むことが多くなって、悪夢を二夜続けて見ました。

初めの悪夢は、癌が治らないというものでした。

私はどうしたらいいかわからないで歩いていると私の手が触れた物が全てオレンジ色の火がついてしまうのです。どうして火がついてしまうかわからない私はとにかく火を消しました。でもとっても疲れてしまい途方にくれていると、自分の手に何かついていてそれに穴が開いていてそこから火が出てくるとわかりました。そこから火がついて全て私が触る物と近くにある物に火がついてしまったのです。その火を消そうと一生懸命吹きましたが、消えません。手から外そうと何回もそれを振り払おうと手を何回も何十回も何百回もふりましたが、しっかり私の手にくっついていて、離れないのでどうしたらいいかわからなくなって悲鳴をあげて目を覚ましました。

2回目の悪夢も同じでした。

私の手にはこの火がつくものがまだ、くっついていて、また、歩いていると私の手が触れた物が全てオレンジ色に火がついてしまっていました。火を一生懸命消して疲れ切ってしまった私は、自分の周りが火の嵐のようになってまた悲鳴をあげて目を覚ましました。

悪夢を見ると体力を費やしてしまうようです。悪夢を見た後はとても疲れて何も考えられない状態になってしまいます。思い出せないことも多いのですが、今回は少し時間がかかりましたが、集中して思い出してみました。

そしてわかったことは、このオレンジ色の火は私の中にある、エポックのキモの液体その物でした。この液体はどんな事をしても私の中から離れないという悪でした。

私がブログ、初めてのキモセラピーでも書きましたが、エポック・キモ液体は、

オレンジ色で初めはスムーズでした。

でも夜になって少しづつ重い暗い感覚が始まり、夜中になって重い感覚は真っ黒なモンスターが私の体の中に入り始め自分の力では防止できない恐怖に変わった…

あの怖かった気持ちがこの悪夢につながっているようです。

 

下記のようなことをキモの副作用で私は感じています。

  • 気持ちが下がり気味(鬱病まではいかない)
  • イライラ、怒りやすくなる
  • 恐怖
  • 恨みや他の人を妬む
  • 過度の疲労感で落ち込む
  • 心配
  • 集中したり、思い出すのが難しい
  • 感情の異変(急に泣いたり、怒ったり)
  • 何かしたい気持ち、みんなと会って何処かに行きたい気持ちが無くなる
  • 睡眠の変化ー何回も夜中に起きてトイレに行く、またステロイドの副作用で眠れなくなる。
  • 食欲が変わる(私の場合、まだそんなに酷くないが、食欲がありすぎたり、全然無くなってしまうそうです)
  • エネルギーとやる気が無くなる
  • 希望や価値観を無くす
  • 生きて行くことに意味が無くなり、自殺を考える(私の場合、まだそのような考えは今のところないがキモを止めたいという気持ちにはなる)
  • 激しい不安・泣く
  • 普段より、もっと甘い物、塩辛い物を欲して食べられないと気持ちが下がったり上がったり
  • 腹痛や肉体的な変調で痛みを感じて辛く感じる
  • パニック
  • エリックや他の人にイライラしたり、がっかりしたり激しく変わる

 

650 Resting with TinTin

写真: 愛猫ティンティンと一緒

 

キモセラピーを対処する為に私が精神的な副作用を助ける為にしている毎日の日課を作りました。
  • 休息と睡眠:休息と睡眠は元気を取り戻し、エネルギッシュになる重要な日課。
  • 肯定的承認:ポジティブなアフォーメション。自分に自分が綺麗だよ、そしてよくやっているよと毎朝、言ってあげる。(言ってあげられない時は無理しなくていい)
  • 毎日の食事日記:毎日、何を食べて、飲んだ、そして何が美味しく、何が美味しくなかったかを書く。
  • 癒しの場を作る:ベッドルームとメディテーションルームに緑の草花を置き、癒しのジェムストーンを飾って、元気づけられる、カードの言葉や引用言葉を置く。アロマセラピーの精油とバッチフラワーをルームディフューザーに入れる。
  • 楽しめることを見つける:ガーデンでハーブなどを育てる、編み物、写真を撮る、ブログなどを書く、ジェムストーンのブレスレットやネックレスなどを作る、ペン習字をする、ウクレレを弾くなど、好きなことがたくさん私にはあります。でもキモセラピーの副作用のひとつに神経を麻痺させるものがあり、今は手の指、足の指を動かしたり、手足を動かすと痛いです。使っていないと痛みが酷くなるとわかったので、努力して痛くても毎日動かしています。
  • 毎日のスケジュール&メモ帳:アポイントメント、日課、重要な日にち、ホームページ、電話番号、住所、ミーティング、その他、見たい映画や読みたい本なども書き込む。
  • ボディースクラブ:血液の循環を活発にして体全体に良いエネルギーを流す。キモセラピーの化学副作用薬品、匂いや、毒素も体から放出する助けをする。
  • 軽い体操か体を動かす:軽いヨガをしたり、軽いストレッチ、そして短い距離の散歩を愛犬とできる時にします。肉体的な活動は体だけでなく、私の気分を解放してくれたり気持ちもしっかりするし、疲れをとってくれることもあります。
  • 瞑想:短くて、ただ横になったままでもアナパナ(自然の呼吸法で鼻腔で呼吸が入ったり出たりすることに集中)瞑想を毎日する。痛みがあったり、気持ちが動揺している時も瞑想するとなんとか落ち着きます。
  • レイキ、鍼灸、指圧、温灸、お灸:キモセラピーの治療を受けながら、東洋医学の治療法も受けて、体だけでなく気持ちのを落ち着かせてリラックスする。
  • 催眠:心身、精神的な休養、リッラクス。お昼寝をしているような感覚。痛みがある時にエネリギーを変える。
  • 消化しやすい食物を食べる(全粒穀物と野菜中心):キモセラピーを受けると大抵の人は嘔吐や吐き気を感じるのでそれを助ける為の薬が勧められるが、消化しやすい食物を食べることによって薬を摂る必要少なくなる。金属的な味がして食べられない野菜もたくさん出てくると思うが日によって変わる時もあるので、毎日何か試して見ることを心がけている。
  • あまり、やり過ぎない:たくさんやりたいことがある私にはこれは大切。何も出来ない日がほとんどだけどそれでもいいんだよと自分に言い聞かせてあげる。
  • 助けを求める:自分では出来ないけどどうしてもしたいことは家族や友人に頼んでもいい。これは、足を交通事故で悪くした2001年からずっと学んで来ているので、以前よりうんと楽にできるようになった。
  • 癒しの音楽を聴く:朝、心地良い小鳥のさえずりの音楽を聴いたり、リ流水、海の音など自分が癒される音に触れて気持ちを平穏にする。
  • スマイルと笑い:キモセラピーの副作用がどんなに自分を左右しているかあまり考えないようにする。出来ないことを受け入れて笑うことが出来るように過ごす(これは痛みがあったりすると出来ない)が、食料のショッピングリストを忘れたりしてスマイルして、思い出せないのはまた買いに行けばいいよくらいで済ませる。

 

650 planting sunflower seeds

写真: 向日葵の種を植える

日々の対処が重要です。1日1日を精いっぱい生きる!

毎日、自分のベストで1日をエンジョイするー

朝日を見て、毎朝、少しでもお庭に行って自分が育てて大きくなった木々たちに囲まれて、花や苗木(今、向日葵の芽が出始めている)、犬家族と散歩、猫家族を抱っこして、ハグとキスをエリックにして、気分が優れる時は友人たちに会って、ビーチに行く。

私の毎日のゴールはキモセラピー期間を私の体験のベストとして過ごすことです。

どんな事があっても自分(草千)を受け入れてあげ、援助して愛していく。

愛を込めて、

草千より💖

 

みなさんの祈りとサポートに心から感謝します。

癌キモセラピー治療費はとても高金額です。その他、病院代、癌専門医師費なども多額なお金です。医療保険の80%がありますが、残り20%を払うための癌キモセラピー治療費の募金運動をエリックと友人のジェシカ(マクロビオティックの先生)とアマンダ(ヨガの友人)が始めてくれました。 YouCaring Fundraisng to Support Sanae’s Recovery from Cancer

その他、私とエリックの本を購入してサポートしていただくこともできます。

宜しく、お願いします。

下記が私たちの4冊の本です:

Love, Sanae

Love-Sanae-front-cover

Love, Eric and Sanae

love-es-front-cover

Love, Eric Revised

love-eric-revised-the-front-cover

Healthy Happy Pooch

HHP-book-front-cover

カードや、ギフト、または、チェック(チェックの宛名はEric Lechasseurでお願いします)を送っていただく時は、下記の住所に送り下さい。

2610A 23rd St.

Santa Monica, CA 90405

ひとりひとりの方には、返信は出来ませんが、
みなさんが送って下さる、メッセージ、E-メール、カードや手紙はちゃんと読む事をお約束します。

Love, Sanae 💖

 

You May Also Like

コメントを残す

Your email address will not be published. Required fields are marked *

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>